野菜等健康食生活協議会事務局は2013年3月31日をもちまして解散いたしました。このコンテンツは、それまでのアーガイブになります。


現在表示しているページ
HOME >野菜・果物の健康維持機能に関する研究動向 >主な野菜の生理機能 > 2008年の研究動向

野菜・果物の健康維持機能に関する研究動向

2. 主な野菜の生理機能

a. 2009年の研究動向

野菜には、ビタミン、ミネラルなど栄養素の供給源としての役割りがあります。さらに、食物繊維やポリフェノールなどの機能性成分を多く含むため、野菜を長期に摂取するとある種のガン予防や肝機能改善、脂質改善作用、血圧低下作用、メタボリックシンドロームなど生活習慣に基づく疾病の予防など様々な疾病の予防効果があることが明らかになってきました。

野菜そこで、2009年1月1日から12月31日までに報告された身近な35種類の野菜の生理機能に関する研究の状況調査を行いました。調査方法は米国の国立医学図書館内のNCBIが公開している文献検索システムPub Medを活用して学術論文を抽出し、ヒトを対象とした個別野菜およびその成分の生理機能と研究動向を調べました。その結果、2009年のヒト対象の臨床研究の動向は、2007年、2008年と同様に、大豆および大豆成分に関する研究が最も盛んに行われていました。大豆の次にブロッコリーの報告が多く、他にトマト、ショウガ、タマネギに関する報告もありました。

2009年のヒトを対象とした研究の検討項目の中で多いものは、1位)ガン抑制(予防)、2位)抗酸化、3位)ホルモン関連、4位)野菜成分を摂取した時、血液中や尿中の野菜に含まれる成分の濃度を調べるバイオアベイラビリティならびに腸内改善でした。他に野菜の脂質改善作用、抗炎症作用、骨に関する報告もみられました。

野菜一方、動物(ラット(白ネズミ))対象の調査も行いました。2009年はヒト対象の研究と同様に大豆、ニンニク、タマネギの成分に関する研究が多くみられました。検討項目は、脂質改善、ガン抑制、抗酸化作用に関するものが多く報告されていました。

このホームページでは野菜を葉茎菜類、果菜類、根菜類、豆類に分類し、その生理機能に関する新しい研究報告を中心にまとめました。

検索した35の野菜
ArtichokeSweet pepperSoybeanSweet pepper
AsparagusPerillaCornsBroccoli
PeaGingersTomatoeSpinach
PumpkinsPotatoEggplantJapanese ginger
CauliflowerCeleryBitter gourdTossa jute
CabbageJapanese radisheCarrotPeanuts
CucumberBumboo shootGarlicLettuces
mushroomOnionsBasilWasabi
WatercressChicoryMitsuba 

(文責 江頭祐嘉合)


↑ PageTopへ ↑

a. 2009年の研究動向 |  b. 葉茎菜類 |  c. 果菜類 |  d. 根菜類 |  e. 豆類 |  f. さいごに(まとめ、文献)

Copyright(c) v350f200.com All Rights Reserved.