出典:農林水産省「食料需給表(令和元年度)」から作成
※供給純食料とは、最終消費された食料重量から通常の食習慣において廃棄される部分(魚の場合は骨や頭、果実の場合は皮や芯などのこと)を差し引いた可食部分のこと。ただし、ここには家庭での食べ残しや手つかずで廃棄された食料等の可食量も含まれており、必ずしも国民によって実際に摂取された食料の量ではない。
現在の日本人は、低脂肪・高食物繊維食である野菜・果物の摂取量が不十分、むしろ減少傾向にあります。 厚生労働省「平成30年 国民健康・栄養調査」によると、日本人の1日の野菜摂取目標量にはどの年代も達していません。
厚生労働省「平成30年国民健康・栄養調査結果」
野菜は20歳以上でも平均281.4gしかとれていないんですね!
特に20~40代の野菜摂取量は目標値350gの7割程度。
偏った食生活の健康への影響が心配されます。
1日に野菜を5皿以上食べている人は、男性が30.7%、女性が27.0%とおよそ3割。また3~4皿以上摂取している人は、男性が32.8%、女性が33.0%とおよそ3割です。
およそ3割の人が1日に野菜を1~2皿程度しか摂取できていません。
厚生労働省「平成30年国民健康・栄養調査結果」
日本人1人当たりの野菜供給量は290.91gとなっており、世界177カ国の平均約225gを上回っています。欧米諸国と比較すると、イタリア・アメリカなどの国より下回っています。アジア諸国では、中国は766.83g、韓国は584.63gと高い数値です。
出典:FAOSTAT「Food supply quantity(g/capita/day)」vegetables+(total)から作成