野菜・果物に関するFAQ
Q and A
11. アレルギーや炎症の予防に効果のある野菜はありますか?
花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患は、体内の免疫機構を担っている白血球の機能が必要以上に高まり過ぎると起こりやすくなります。消炎・解熱作用を持つ生薬として古来より用いられてきたシソやショウガには高まり過ぎた白血球の活性を抑える作用があることが明らかにされています。シソの場合、ポリフェノール成分の一種であるロズマリン酸にこの作用があるようです。
アレルギーや炎症には体内のアラキドン酸代謝産物も関与していることが知られ、アラキドン酸代謝を抑制できる食品はこれらの病気の予防に役立つものと期待されます。アラキドン酸代謝を抑制する作用が高い野菜として、タマネギ、ホウレンソウ、シソ、ナス、ハクサイ、ゴボウ、キャベツなどがあります。これらの野菜を食べることによってアレルギーや炎症を予防できるかどうかを明らかにするための研究が行われています。