野菜・果物に関するFAQ
Q and A
1. ほうれんそうの硝酸塩が健康上問題だという話をききましたが大丈夫ですか?
野菜中の硝酸塩に関して、国民の理解を深める観点から、リスクコミュニケーションの一環として、「野菜中の硝酸塩に関する情報」のホームページが平成15年7月3日(木)に開設されました。
ここには、農林水産省のホームページ「食の安全・安心のための取組み」-「個別課題の対応」からアクセスできます。
このページには、FAO/WHO合同食品添加物専門家会合(JECFA)は、硝酸塩の摂取と発がんリスクとの間に関連があるとはしておらず、硝酸塩の1日許容摂取量(ADI)も基準値が定められてはいるものの、野菜から摂取する硝酸塩がどれくらい血液中に取り込まれるかのデータが得られていないことから、野菜に含まれる硝酸塩の量とADIとを直接比較することや、野菜中の硝酸塩について基準値を設定することは適当ではないとしていること等が記載されています。
詳しくは、下記のURLを参照してください
「野菜中の硝酸塩に関する情報」
http://www.maff.go.jp/syoku_anzen/syosan/index.htm
問い合わせ先:農林水産省消費・安全局 農産安全管理課生産安全班
Tel 03-3502-8111(内線3108・3109)
目次
- (1) 硝酸塩について
- (2) 硝酸塩の健康への影響
- (3) 硝酸塩の一日許容摂取量(ADI)
- (4) 食品からの硝酸塩の摂取量
- (5) 日本の野菜の硝酸塩含有量
- (6) 野菜の健康維持機能
- (7) 農林水産省の取組
- (8) EUの取組状況
- (9) 家庭でできること
上記の「野菜中の硝酸塩に関する情報」のホームページに記載されている「日本の野菜の硝酸塩含有量」からわかるように、ホウレンソウ、シュンギク、チンゲンサイなどは硝酸塩含量の高い野菜です。野菜に含まれる硝酸塩は茹でることにより減らすことができますので、硝酸塩含量の高いこれらの野菜は生で食べずに茹でて流水でさっと洗ってから食べる方がよいです。特に、窒素肥料が効き過ぎて通常のものより青々しているホウレンソウなどは硝酸塩をより多く含むと考えられますので、必ず茹でて下さい。一方、サラダホウレンソウやレタスは硝酸塩含量がそれほど高くないため、生で食べて大丈夫です。但し、それらの野菜も生で大量に食べると硝酸塩を摂りすぎることになりますので、大量摂取は勧められません。