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野菜・果物に関するFAQ

Q and A

31. 食事バランスガイドと果物の摂取量について教えてください

平成 12年に「食生活指針」が策定され、心身ともに健康で豊かな食生活の実現に向けた普及・啓発が進められてきました。しかし、果物・野菜の摂取不足、食塩・脂肪のとり過ぎ等の食生活上の問題が見られ、肥満者が増えるなどなかなか生活習慣の改善が見られませんでした。そこで、国民一人一人が自らの食事を選択する際に「何を」「どれだけ」食べればよいのかの拠り所をわかりやすく示すことが必要となり、食事バランスガイドが作成され、平成17年に公表されました。食事バランスガイドでは、食生活指針を具体的な行動に結び付けるため、望ましい食事の組合せやおおよその量をわかりやすくイラストで示しています。この取組を進めることによりバランスのとれた食生活を実現し、国民の健康づくり、生活習慣病の予防、食料自給率の向上に寄与することが期待されています。

食事バランスガイドは、こまをイメージした逆三角形のイラストで、主食(ごはんやパンなど)、主菜(肉や魚など)、副菜(野菜、きのこ、海藻、いもなど)、牛乳・乳製品、果物の5区分の食品をバランス良く食べる目安を示しています。また、成人が1日に食べる目安量を、1つ、2つなどの単位(またはSV:サービングの略)で提示しています。果物の主材料の重量がおおよそ100gなので、この量を「1つ(SV)」に設定しています。副菜(野菜など)は、おおよそ70gを「1つ(SV)」としています。

今までの食事の献立ガイドには、栄養素など細かな数値を用いてきました。そのため、専門的な知識がないとどうしていいか分からないことも多くありました。そこで、今回の食事バランスガイドでは、栄養や食品に関する細かな知識の無い人にも分かりやすく、実践しやすいことを第一として、「料理レベル」でおおよその量を示しています。

果物の1日の摂取量は子供と女性、高齢者では2つ、リンゴなら1個、カキなら2個、ナシなら1個、ブドウなら1房、モモなら2個です。また、男性は2〜3つで、リンゴなら1〜1個半、カキなら3個、ナシなら1〜1個半、ブドウなら1〜1房半、モモなら3個です。

食事バランスガイドは、1日を単位として望ましい摂取量が示されています。1日の食事が基本ですが、あまり厳密には考えず、エネルギーや栄養素の過不足は少し長い期間での調整でも十分可能です。エネルギー摂取が過剰になると1ヶ月程度の期間で体重や腹囲(ウエストサイズ)に現れてきますので、その変化を自己チェックし、摂取量を調整します。

食事バランスガイドを実践すれば、ビタミンやミネラル、食物繊維等を必要量摂取できるばかりではなく、カロリーが適切に保たれ、肥満や痩せが解消され健康な体を維持できます。

(文責 田中敬一)


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