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配膳シートと和食

私たちの食育プログラムでは
このトレーや料理のマグネットを使って
バランスのよい食べ方のチェックと
和食のよさを伝えています。

 

「配膳シート」です。

 

「配膳シート」の講義は、講座の後半に
行われることから、時間が押したりすると
十分に伝えきれなかったなどの声も聞きます。

 

が、
どうやったら実際にバランスよく食べられるのか

その見本となる日本型食生活のよさを伝えることは
とても意義のあることです。

 

そこで、「配膳シート」の目的と特長をおさらいし
和食・日本型食生活の有意性についても
確認してみたいと思います。

 

「配膳シート」の意味と特長

●バランスのよい食生活の推進、野菜・果物摂取増進、
 日本型食生活の推奨を目的とする

●「配膳シート」では、ホワイトボード上に1食分の
食事例を再現。トレイの上に、主食・汁・主菜・副菜の
料理マグネットを1つ1つ貼り付けながら、
子どもたちに献立の構成や、バランスのよい食べ方、
お膳の整え方(配置など)を具体的に指導する。

●「食事バランスガイド」が1日単位の食事内容を
説明するのに対し、「配膳シート」では1食分で示す
ことで、子どもたちが実際の食卓をイメージしやすく、
家庭での実践にさらにつなげやすくなる。

 

和食を代表とする「日本型食生活」が推奨される理由は、
「エネルギーのコントロールがしやすい」、
「栄養素がバランスよくとれる」、
「献立を立てやすい」などの特徴からです。

 

和食は、2013(平成25)年12月に
ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 

主食の米をベースに、
大豆製品・魚・野菜など「新鮮で多様な食材」を使って、
「素材の味わい」を尊重する多彩な料理法でつくられます。

 

一汁三菜を基本とした「栄養バランスに優れ健康的」な食事
スタイルでもあり、盛りつけや器選びで季節感をプラスする
など「自然の美しさや季節の移ろい」を表現するのも特徴です。

 

正月のおせち料理など「年中行事との密接な関わり」を持ち、
家族や地域をつなぐ役割もあります。

 

長い年月をかけ日本の家庭の中で育まれてきた「和食」ですが、
食の生活スタイルが大きく変化した昨今では、
「和食」離れが進んでいるとも言われます。

 

こうした状況を踏まえつつ、私たちは食育の機会を通じて、
このすばらしい食文化「和食」を大切に守り伝えていく
必要があるのです。


それでは今日も
Let's 5 A DAY!